キャンプブームと防災
ここ数年、キャンプブームが到来し、キャンプ系のユーチューバーもたくさん出てきました。
中にはサバイバルキャンプの模様を配信している人もいたりして、関心の高さを感じます。
では、キャンプやサバイバルが防災減災に本当に役に立つのかということについて、僕の考えをまとめました。
まず、防災という方向から見てみると、災害時に安全に避難すること、避難所ではなるべく秩序を保つことなどを目標としていると思います。
そのためには不便な状況をなるべく作らないように備蓄をしておく、災害が起こった時には組織的に動く、避難計画などを作っておく、といった事前対策をします。
つまりは共助+公助ですね。
そして、僕たちが行っているアウトドア防災、サバイバル教育は、災害時にライフラインが止まって不便な生活になった時に、それを受け入れて何とか工夫をして乗り越えようという考え方です。
これは、普段からキャンプをしている人なら、少しは身に付いている力だと思います。
そしてそのような自助力を持った人が増えれば、災害時に公助を必要とする人により多くの支援が出来るのではないでしょうか。
ですので、不便を楽しむことが出来る人は、結果として社会貢献に繋がっているということです。
皆さんも、趣味として楽しんでいるキャンプの中で、災害時でも不便を楽しめるくらいの余裕を持てるには、どのようなことを知っておいたらいいかを、家族や仲間と考えてみてはいかがでしょうか。