雨の日の車中泊の「困りごと」について
車中泊は、雨の日にテントを張らずに済む利点があります。
そして、最近では新型コロナウイルスの影響もあって、分散避難するように言われており、選択肢の一つとして車中泊を選ぶ人も増えました。
しかしながら、梅雨の時季や夏場は、この時季特有の「困りごと」があります。
今回は、そうした「困りごと」に直面したときのことについてお伝えします。
換気について
雨の日は車の窓を開けていると、車内に雨が降り込んでしまいます。
窓を締め切ってしまえばよいのですが、梅雨や夏場などジメジメと蒸し暑い時季はそうも行きません。
そのため、車のドアに専用の網戸やネットをつけて換気をする人が多いと思うのですが、雨の日は雨戸を伝って雨水が車内に入り込んできます。
車中泊の利点として「テントを張らなくてもいい」ことがですが、こうした時季に関しては、車がスッポリ雨宿り出来るくらいのタープまたはブルーシートを上に張るなどの対策をしてみてはいかがでしょうか。
湿度対策について
雨の日は特に湿度が高くなり、車内の結露も通常より酷くなります。
また、車中泊の際、特にキャンプ場では、周囲の迷惑にならないようにエンジンを切った状態にしておく必要がありますので、クーラーをかけることも難しくなります。
結露は窓掃除用のワイパーや、雑巾などで対策できそうですが、湿気による暑さは回避できません。
高湿度も熱中症のリスクが高いです。
暑いのにクーラーが使えず、車に熱がこもるような時期・場所では車中泊はおススメ出来ません。車中泊にこだわらず、切り替えてテント泊などを検討しましょう。
煮炊きについて
車内では火器を使用するのは車両火災の危険があります。かといって、雨だと外で使用も出来ません。
屋根のある車外で煮炊きをするか、一日くらい温かい食べ物を我慢しましょう。
前述したように、車がスッポリ雨宿り出来るくらいのタープまたはブルーシートがあれば車外で煮炊き出来ますね。
雨音について
車は雨音がかなり響いて意外とうるさく、雨の日の車中泊未体験の人の中には、なかなか寝付けない人も多いそうですが、それはテントでも車でも同じです。
人間は眠くなったら勝手に眠ると思います。逆に車のおかげで雨に守られてるという安心感を楽しみましょう。贅沢言ってはいけません(笑)
どうしても耐えられないのであれば、耳栓を用意するなど、創意工夫しましょう。